私達は衛生上の安全、機能上の安全、環境への安全、居住者の安全、作業上の安全を重視いたします。
    機能上の安全とは漏水や劣化予防等、設計業務上当然のことです。防犯対策等も含みます。
    環境への安全とはECO-ECO宣言に記した通り、私達のスタンスです。
    居住者の安全とは、工事監理業務の際、施工者に充分に指導し、居住者や来客者の安全や日常生活をできる限り守る
    ことです。
    作業上の安全とは、工事中の施工者のみならず、調査診断時の私達の安全にも注意することです。
    ここで最もご理解いただきたいことは、衛生上の安全についてです。
    衛生上の安全とは、人体への影響そのものです。
    よって、完全な形で安全が確認できていない『給水管ライニング』による更生工事は避け、給水管改修は更新工事をお奨
    めしております。
    給水管ライニングとは、給水管内の錆・汚れを掻き落とし、管内にエポキシ樹脂を流し込んでコーティングする方法です。
    環境ホルモン(ビスフェノールA等)の人体への影響は一時取沙汰されていましたが、環境省によって安全であると報告さ
    れました。
    が、厚生労働省の専門家からは『5代先まで調査が必要』との意見も出されています。ラットでの胎児異常の報告もあり、
    諸外国でもまだまだ研究を続けています。
    『推定無罪』では、皆様にご提案・推奨するわけにはまいりません。
    また、給排水管共に、ライニングしたエポキシ樹脂が剥がれてしまった事故報告も業界では聞かれる話です。
    皆様とその子孫の安全のため、化学的にも物理的にも不確実な方法はできる限り避けたいと、私達は考えております。

アーバン・スペース 建築事務所

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